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結納の取り交わし方
 両家が離れていたり、短時間で簡略に行いたいといった場合は、仲人宅やホテルの一室などで一堂に会する形をとります。
 全員が席についたら、まず仲人が「本日は○○様、▽▽様、おめでとうございます。略式ながら私どもがここで結納を取り交わさせていただきます」と挨拶をし、次に仲人夫人が立って一礼し、男性側の結納品を女性に差し出して「結納でございます。幾久しくお納めくださいませ」と口上を述べます。女性は「ご結納の数々、幾久しくお受けいたします」と答えて目録に目を通し、両親にも見せてもとに納めます。次に女性が進み出て受書を仲人に渡し、仲人はそれを夫人に渡し、夫人は捧げ持って男性に「ご結納の受書でございます」と渡します。男性は「ありがとうございます」と返礼します。
 同じ要領で女性側の結納品を男性に渡し、男性側の受書を女性に渡して結納の取り交わしを終了します。
 仲人は「ご婚約ととのいまして、まことにおめでとうございます」と締めくくります。そのあと茶菓が出され、祝宴にうつります。茶菓は全員が着席した最初に出されることもあります。
1・仲人婦人が男性側からの結納品を女性に渡す。 2・女性は目録に目を通す。 3・女性側からの受書を男性に渡す。 4・女性側からの結納品を男性側に渡す。 5・男性側からの受書を女性に渡す。

結納ミニ知識
受  書
 結納には結納品のほかに、受領書にあたる受書をそれぞれ用意します。結納品とセットで市販されており、目録と同様決まりごとは印刷されています。
 男性は1行目に「御袴料 壹封」、女性は「御帯料 壹封」と書き最後に年月と差出人の氏名、あて先を書き入れます。

結納のときの席次と準備
 席次は上座に男性側、相対する側に女性側、下座に仲人夫妻となります。結納品は床の間か床の間に近い場所にそれぞれ用意しておきます。
 茶菓などのもてなしの内容は正式に取り交わす場合と同じです。ホテルやレストランで行う場合は結納であることを告げて、事前に打ち合わせしておきます。

仲人へのお礼
 仲人へのお礼はその日のうちに「御礼」としてお金を包みます。仲人が祝い膳を辞退した場合は「酒肴料」を、交通費がかかった場合には「御車代」をお礼とは別に包みます。いずれも両家が同じ金額になるように打ち合わせし、それぞれで用意します。ただし、一堂に会して行った場合は両家でまとめ、連名にして渡します。
 祝い膳を一方の家で出した場合は、他家の家では同程度の酒肴料を包むのが一般的です。
 お礼の相場は結納金の1〜2割程度といわれていますが、両家で話し合って決めましょう。

一例
婚約通知状の一例。ふたりで相談して

婚約の通知
 婚約をしたら、親戚や上司、友人など必要と思われる範囲に知らせておきます。折をみて、電話やはがきで知らせてもよいのですが、婚約通知状を出すという方法もあります。出す範囲がそれほど広くなければ、印刷を頼んだり、あまり大げさにせず、ふたりでカードをつくるのもよいものです。
 内容は婚約の報告のほか、決まっていれば結婚式の日程や予定をつけ加えておきます。また、友人などに世話係を頼むといった心づもりがあれば、とりあえず伝えておき、予定をたててもらうとよいでしょう。

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