2024メモリアル
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葬儀後の知識と心得 仏式では四十九日の忌明けに香典返しをします。神式では五十日祭に、キリスト教式では1ケ月後の昇天記念日にします。 香典は相互扶助の意味合いもあるので、香典返しは「半返し」か、一家の主人が亡くなった場合は「3分の1返し」などといわれていますが、決められたことではありません。実際は2〜3段階に分けて品物を用意し、もらった金額に合わせ 毎年めぐってくる故人の命日を「祥月命日」と呼び、亡くなられた翌年に一周年忌、以後2年目からは亡くなられた年も数えに入れて三、七、十三、十七、二十三、二十七、三十三、五十、百回忌を行います。それ以降は50年ごとに行い、本来は永遠に続けるのが理想ですが、一般には三十三回忌を「弔上げ」といって、最終年忌とします。 これらの法要を年忌法要と呼び、僧侶 故人が亡くなられた日から(地方によっては亡くなられた前日から)数えて7日ごとに、初七日、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日、七七日(四十九日)の忌日があり、法要を営みます。ただし最近では初七日の法要は葬儀当日に繰り上げて行うことが多くなっています。 ニ七日から六七日までの忌日には本来、僧侶を招いて法要を行いますが、最近では遺族だけで簡略に焼香をすませるようです。五七日は三十五日と言われ、比較的重要な忌日として法要を行なうこともあります。一般的には四十九日は忌明けの日として親戚、知人を招いて法要を営みます。て贈るのが一般的です。一律に同じ品物でもよいでしょう。品物はタオルやシーツ、お茶、砂糖、石けんなどの日用品が無難です。 品物には黒白などの水引が印刷されたのし紙をかけ、挨拶状を添えて贈ります。購入先などから直送してもらってもかまわないでしょう。に読経してもらって故人を供養します。一周忌は近親者などを招いて比較的盛大に行いますが、三回忌以降は内輪で営み、その規模も次第に小さくしていきます。 なお、法要ではない年の命日にもお墓参りをして故人を供養することは大切です。初七日(しょなのか・七日目)ニ七日(ふたなのか・十四日目)三七日(みなのか・二十一日目)四七日(よなのか・二十八日目)五七日(いつなのか・三十五日目)六七日(むなのか・四十ニ日目)七七日(なのなのか・四十九日目) 葬儀・告別式が終わっても、まだ挨拶回りや事務的な手続きがいろいろとあるので、のんびりとはしていられません。仏式では亡くなられた日から7日毎に法要がありますし、これらは省略しても、四十九日には忌明けの法要を営んで埋葬をし、香典返しをします。お墓や仏壇の購入についても考えておかなくてはなりません。遺族はまだ悲しみにくれている時期ではありますが、故人を無事に弔うために力をつくしましょう。その後は命日に年忌法要を行い、仏式では盆や彼岸もありますので、それらの墓参りの作法も心得ておきましょう。七日毎の法要を行い、七七日(四十九日)の法要をもって忌明けとするのが一般的です。香典は相互扶助の意味合いもあるので、もらった金額の2分の1〜3分の1程度。毎年の故人の命日には年忌法要を● 四十九日までの法要● 香典返し● 仏式の年忌法要140葬儀翌日から法要

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