お金のトラブルはあとでシコリを残すこともあるので、式の準備段階で、何にどの程度お金をかけるか、どういう割合で支払うかなどを両家で率直に話し合い、納得いくよう調整しておくことが必要です。
まず、式、披露宴、新婚旅行、新居のどれに比重をおくのかといった予算の配分や、式、披露宴、衣装、料理などのランクをどの程度にするかといったことを具体的に話し合っておきます。
そして概算が出たら、両家の負担の割合をどうするか話し合います。基本的には、結納、挙式、披露宴、新婚旅行、新生活の準備など、結婚するためにかかるすべての費用を両家で折半するのがよいでしょう。ただし、一般には挙式費用は折半せず、披露宴の費用は出席者の数で頭割り、新婚旅行と新住居の費用を新郎側が、新生活のための家具・什器費用を新婦側がもつことが多いようです。
支払いの分担が決まったら次に、当人の貯蓄をいくら使い、親に援助を求めるときはどの程度の金額を頼むかといったことについての検討も必要です。